稜線の風を感じて

2007ラスト夏山 白馬岳 詳細版

白馬岳(20070826)092b
2007年8月25日(土)~26日(日) テント泊

白馬岳(2932m)ってガスガスで見えないことが多い。私だけか?
今年も針ノ木からも五竜からも、そして唐松からもガスが立ち込め、その雄姿を捉えることができなかった。

秋の絶景の時期は別のエリアを予定しているので、白馬岳をどうしてもじっくりと眺め、目に焼き付けておきたかった。
いつも、南から見ることが多く、ガスガスの原因はこれか?と思い、今回は久しぶりに北からアプローチ。
これが大正解でしたね。 
まあ勝手にそう思っているだけで、今回のような天気だったら、南からも白馬岳もくっきり見えていたのかも知れないけれど。


まったり山行きがモットーの私ですから、余裕たっぷりで行動しますよ。
個人的には夏山の基本行動タイムは5時出発、14時着の9時間にしています。
16時とか17時に到着するような無茶なコース設定はしません。雷も怖いし。
最終日の下山日は別ですが。


1日目 2007年8月25日(土) 天気快晴
白馬岳蓮華温泉ロッジ~白馬大池~小蓮華山~白馬岳~白馬岳頂上宿舎テン場


安近短とはいえ、登山口の白馬岳蓮華温泉ロッジの駐車場までのアプローチがちょっと
長いので、当日朝早起きして朝5時スタートは無理と判断し、前日の夜8時に家を出発、
2時間10分かけて10時10分に蓮華温泉Pに到着。
車中泊して4時起床、5時出発です。 
車中泊はシートを畳み、まったいらにした床にキャンプ用マットを敷いて寝袋で寝ます。

白馬大池までのルートは基本的には樹林帯で、展望はルート途中の樹林帯からと
天狗の庭辺りで、雪倉岳と朝日岳がちょこっと見える程度なので、途中は省略しますね。


白馬大池の少し手前からの雪倉岳と朝日岳 
今年の夏、ここを縦走予定でしたが計画倒れ 来年こそは実現させないとね。
白馬岳(2007.8.25-26)284★



青々とした水をたたえた白馬大池 
いつ来てもここは落ち着きますね。池の周りをちょこっと散歩。
白馬岳(2007.8.25-26)292★



白馬大池で長めにまったりしたいところですが、先に進みます。
ここから先、待望の稜線散歩コースです
まずは、写真の右上にちょこっと見える小蓮華山を目指しますよ。
もうかなり花の季節は終わった感じですが、この辺りはハクサンコザクラや
チングルマの大群落が広がるエリアみたいです。
白馬岳(2007.8.25-26)302★



小蓮華山に続く稜線 前半はハイマツ帯
白馬岳(2007.8.25-26)310★



もういっちょ 
ここの稜線歩きのまったり感がたまりません。基本的には登りですが、緩やかな登り
なので、テント泊装備の13K台のザックを背負っていても、それほど苦ではありません。
こんな天気にこんなに素晴らしいトレイルを歩けるなんて、ああ何て幸せなんだ!
道は徐々に砂礫帯へ
白馬岳(2007.8.25-26)324★



しばらく歩くと絶景が飛び込んできます。
白馬岳は小蓮華山の陰でまだ見えません。 
鹿島槍、五竜岳は勿論、さらに奥には本家の槍も見えますね。
白馬岳(2007.8.25-26)351★槍見え



ほぼ小蓮華山の手前 ここで白馬三山(白馬岳・杓子岳・白馬鑓ケ岳)になります
白馬岳(2007.8.25-26)358★やっと三山と鹿島槍



杓子岳・白馬鑓ケ岳に続く稜線の向こうには剱岳も見えますよ
白馬岳(2007.8.25-26)361★剱岳も



さて、小蓮華岳(2769m)ですが、山頂部の崩壊により標高が数メートル下がったことで
ニュースになっていましたね。それでも新潟県の最高峰のようです。
山頂エリアは立ち入り禁止で、山頂を若干巻くようなルートに変わっていました。山頂に
立っていた剣は立ち入り禁止内に横にして置いてありました。
小蓮華山から白馬岳を目指します。
白馬岳(2007.8.25-26)387★小蓮華山から白馬岳へ



白馬三山 大雪渓辺りでガスが沸き始めたぞ
白馬岳(2007.8.25-26)411★



今年の夏休みに行く予定だった雪倉岳と朝日岳の全景。
長野、富山、新潟の県境の三国境(みくにざかい)付近から
ここは来年の楽しみに取っておきましょう。
白馬岳(2007.8.25-26)440★朝日岳ルート



非対称山稜の白馬岳の山頂もすぐそこ。
長野側はすっぱりと切れ落ちていて、黒部側はなだらかな斜面。
白馬岳(2007.8.25-26)448★



白馬岳の山頂です 2932m
午前5時に蓮華温泉を出発して11時20分に山頂着、なので所要時間は途中の休憩も含め
6時間20分。
標準的なコースタイムかな? まあテント泊装備を背負ってのタイムなので頑張った方かも。
白馬岳までなら、日帰りでも行けそうなコースタイム・ルートですが、私は頑張らない余裕
のある山歩きの方がいいな。


山頂から雪倉・朝日岳方面 来年行くから待っていてくれ
でも、ここはロングコースだから少しだけ頑張らないといけない。
白馬岳(2007.8.25-26)473★朝日岳方面



そして杓子岳・白馬鑓ケ岳 少し後方には立山・剱岳、鹿島槍も見えています。
さらに遠くには本家本元の槍ケ岳も。
五竜岳も肉眼では見えるけど、鹿島槍の手前に重なってこの大きさの写真では難しいかな。
こんな絶景が見れるんだから、やっぱ山はやめられません。
白馬岳(2007.8.25-26)481★剱岳・杓子・槍全景



あとは、我が家を建てて、まったりタイムに突入です。
時間的には、杓子岳・鑓ケ岳を往復するぐらいの余裕がありましたが無理しません。
今宵の宿は白馬岳頂上宿舎のテン場 
水は雪渓から引いているからかでしょうか無料でした。美味しい水でしたよ。
私がテント張った時は10張り程度でしたが、さすが超人気エリアのテン場だけあって、
来るわ来るわデカザックの人たち。下の写真は夕方の6時ぐらいのものですが、どうですかこの
テン場の賑わい!
こんな賑やかなテント村は初めての経験です。私と同じブランドの同じ色のテントも5張り
ぐらいあって、迷いそう(笑)。
白馬岳(2007.8.25-26)528◆トップ3



このテン場、窪地にあります。
杓子・白馬鑓ケ岳方面の稜線まで上がりテント場を眺めるとこんな感じ。
白馬岳(2007.8.25-26)529★



そして待望のサンセットショーの始まり 今回はしっかりとショーを楽しみますよ。
先日の五竜山荘では凄くキレイなサンセットだったらしいけど、テントで寝てしまった
からね。
杓子岳・白馬鑓ケ岳が夕日に染まり始めます。
白馬岳(2007.8.25-26)557★夕日の杓&槍



今日も一日太陽の恵みに感謝! 稜線上は秋の風で少し肌寒い感じだったので、太陽が
照ってくれてちょうど良い感じでした。
白馬岳(2007.8.25-26)563★夕陽



立山・剱岳連峰も日没を迎えます
白馬岳(2007.8.25-26)565★






2日目 2007年8月26日(日) 天気快晴~曇り(ガス)
白馬岳頂上宿舎テン場(周辺散歩)~白馬岳~白馬大池~蓮華温泉


昨夜テントは風でかなり揺れました。音は耳栓(イヤーウィスパー)でかなり防げましたが。
どうもこのテン場は風の通り道かも。杓子に向かう稜線から下のテン場を眺めたら、稜線上
には風はないのに、下のテン場は風の影響を受けていたので。まあ、台風が来ているわけ
ではないし、これぐらいは全く問題ありませんが。山岳用テントは本体をちゃんと固定
すれば風には強いんです。


さてサンライズショーの始まりです
昨日夕方夕食準備時に、隣のテントから「明日ご来光見に行く?日の出は5時20分らしいよ」
なんて声が聞こえてきたもんだから、5時20分に間に合うように、テントからでて近くの丘に
向かうと、何と途中で完全に太陽が出てしまった(汗)。
太陽は高妻山の後ろから上がっていました。
白馬岳(2007.8.25-26)006★朝陽



立山・剱にも朝がやってきました
白馬岳(2007.8.25-26)014★剱岳にも朝陽が



目の前の杓子岳・白馬鑓ケ岳にも朝陽が当たり輝いています。
きょうもすばらしい天気です。最近では珍しく2日続けて好天になりそうです。
白馬岳(2007.8.25-26)017★朝陽で耀く杓&槍



さて、今日は白馬岳・小蓮華山・白馬大池経由で蓮華温泉へ。
白馬岳山頂から山小屋2軒と絶景 
小さいけど立山・剣も槍も、裏銀も、もちろん鹿島槍も丸見え状態。
白馬岳(2007.8.25-26)043★山頂展望丸見え



雪倉・朝日岳方面 朝早い時間なのでガスもなくクッキリ見えています。来年行けるかな?
白馬岳(2007.8.25-26)052★山頂から朝日



快適トレイルで小蓮華山にまずは向かいます
白馬岳(2007.8.25-26)057★小蓮華山へ



途中、何度も何度も振り返り、白馬三山の絶景を見ます。何度も見てもほとんど同じ景色
なのにね。
天気が良いと1日300枚ぐらい写真撮っちゃていますね。今回は2日間で580枚でした。
でも、家に戻り確認すると、同じような写真ばっかり。
花のクローズアップ写真は撮った瞬間は液晶でキレイに写っていると確認しても、家で
チェックすると、殆どがピンボケ。花のアップ写真は、撮る側も撮られる側も微妙に揺れて
いるので難しいです。ちょっと話がそれちゃいました。
白馬三山と鹿島槍(左奥)の絶景 実に素晴らしい男性的な山容です。
白馬岳(2007.8.25-26)091◆トップ2



小蓮華山は混雑していたので、スルーして白馬大池へ。前を行くお姉さま、白馬三山を背景
に写真を撮ってあげましたよ。
彼女もデジタル一眼をぶら下げて歩いていましたが、今回の山旅、天気がよかったせいか、
一眼を持っている人がやたらに目につきました。
白馬岳(2007.8.25-26)136★1眼れふのお姉さま



白馬大池が見えてきました。悲しいかな、快適稜線散歩も終わりが近づいています。
白馬岳(2007.8.25-26)144★大池へ



白馬大池のチングルマの大群落エリア
目玉焼きがこうなちゃうんですね 全く別の花のようです。
これはこれで風に揺られて風情があっていい感じ。斜面一面が赤に染まっていました。
白馬大池周辺、花の季節に来たことないけど、一面お花畑で圧巻でしょうね。
白馬岳(2007.8.25-26)158★大池はチングルマ畑?



白馬大池で珈琲ブレイクをとって、ガスガスの暑い下界に下ります。
白馬岳(2007.8.25-26)162★下界へ



白馬岳蓮華温泉ロッジ着が12時過ぎ。
内湯で汗を流して自宅へ。



このコース、展望・お花・温泉と三拍子そろった超お得な山歩きが1泊2日で出来る
素晴らしいところです。大満足な山旅でした。

テント泊は今回で今年7泊目となりました。1泊2日が山旅がメインですが。
テント泊、昨年が0泊でしたので、今年は今のところいいペースですね。
秋の絶景もテント泊で楽しみたいけど、さてどうなることやら。

  1. 2007/08/31(金) 22:00:00|
  2. 北アルプス後立山連峰