稜線の風を感じて

白馬岳・杓子岳  まったり三山縦走のはずが

白馬岳(20080719)289b

テント泊(1泊2日)
私のようなマッタリ歩き山のぼら~では、2日間だけでは中々行けない白馬三山縦走をこの3日を使って歩こうと計画。
しかし、こればっかりは仕方ないけれど、天気がねえ。
予定では2日目の7月20日はまずまずの晴れだったはずが、雨と風。 
予定を変え、2日目で下山。
自然が相手の山歩き、時にはこういうこともあります。
でも、1日目は素晴しい絶景が続きましたよ。 

1日目 7月19日(土)
蓮華温泉~白馬大池~白馬岳~白馬岳頂上宿舎(テン場)~周辺散歩
天気:晴れ(若干雲があったがピーカンに近い晴れ)


前日の7月18日(金)午後8時に家を出発し、蓮華温泉に22時30分着(車中泊)。

頑張って早起きして4時半に蓮華温泉の登山口を出発。
白馬岳頂上宿舎のテン場に早く行き、条件のいい場所でテント張りたかったので。
まずは白馬大池まで樹林帯歩き。
樹林帯の花が出迎えてくれました。
白馬岳(2008.7.19)144◆
白馬岳(2008.7.19)145◆
白馬岳(2008.7.19)151◆ミヤマムラサキ
白馬岳(2008.7.19)168◆ショウジョウバカマ 
白馬岳(2008.7.19)169◆ミツバオウレン
白馬岳(2008.7.19)170◆ツマトリソウ


高度を上げると「天狗の庭」という雪倉岳と朝日岳の展望が開けるところ
に出ますが、個人的には、もうちょっと頑張って登ったところから見える
雪倉岳と朝日岳が好き。 下の写真がそこ。
白馬岳(2008.7.19)176★


樹林帯を私の足で2時間40分歩いて、白馬大池山荘着。
ここで少し長めの休憩。
緑と青空、そして残雪の白、なかなかビューティフォーな絵ですね。
白馬岳(2008.7.19)194★


今年はやはり雪が多いようで、小屋の周辺にはこんなに残雪が。
当然、小屋周辺のお花畑も少し遅れているようで、少し残念。
白馬岳(2008.7.19)195★


それでも、小屋の周りには少しお花のポイントがあって、楽しませて頂きました。
白馬岳(2008.7.19)203◆ハクサンコザクか
白馬岳(2008.7.19)204◆タテヤマリンドウ
白馬岳(2008.7.19)229◆チングルマ
白馬岳(2008.7.19)231◆チシマギキョウ

山荘横には、ハクサンイチゲの大群落も
白馬岳(2008.7.19-20)219ハクサンイチゲ


白馬大池で20分ほど、休憩と写真タイムでゆっくりさせて頂きました。
先に進みましょう。 まずは小蓮華山(これんげやま)を目指します。
小蓮華山に続くこの道、緩やかな登りが続く雲上の快適トレイルです。
台風の影響があるのか、風が若干ありますが、気持ちいい稜線の風。
白馬岳(2008.7.19)238★


右を見れば、お花畑の向こうには雪倉岳と朝日岳
白馬岳(2008.7.19)250★

白馬岳(2008.7.19)253◆ミヤマダイコンソウ

人生はあまり振り返りたくないけど、ここは振り返る価値ありかな。
登ってきた白馬大池からのルートを振り返ります。 
小屋の前後に大きな雪田が見えますね。
白馬岳(2008.7.19)254★


小蓮華山への快適トレイル、まだまだ続きますよ。 
白馬岳(2008.7.19)258★


高度を上げて行くと、左側に鹿島槍、五竜岳、白馬鑓ケ岳、杓子岳の絶景
が飛び込んできます。 この瞬間、感動もんです。
白馬岳は小蓮華山の稜線に隠れてまだ見えません。 ここで白馬が顔を
出さないのが小粋な演出っぽいです。 
白馬岳(2008.7.19)262★


これを登りきれば小蓮華山
白馬岳(2008.7.19)271★


小蓮華山の手前で白馬岳も見えるようになります。
ちょっと長野側からガスが沸き始めていますね。
これで、白馬三山、揃い踏みですね。
白馬岳(2008.7.19)289★


白馬岳(2008.7.19)312◆コバイケイソウ
白馬岳(2008.7.19)314◆アオノツガザクラ


小蓮華山のピークに到着です。 蓮華温泉の登山口から約4時間50分。
といっても数年前から山頂の崩壊が進み、山頂へは侵入禁止ですが。
以前、山頂に立っていた剣も今は山頂付近に横たわっております。
白馬岳(2008.7.19)315★


はい、ここから白馬岳を目指し、快適トレイルをさらに進みます。
山頂の少し手前に急登がありますが、大したことはありません。
白馬岳(2008.7.19)319★


雲上のトレイル もうたまりません!
白馬岳(2008.7.19-20)328


白馬岳(2008.7.19)330◆
白馬岳(2008.7.19)331◆
白馬岳(2008.7.19)335◆


長野、新潟、富山の県境となっている三国境(さんごくざかい)からの朝日岳
に続く稜線、とても魅惑的。
実際に歩くとなるとかなりのロングコースで大変みたいですが、今年チャンス
があれば、蓮華温泉を起点に白馬岳~朝日岳~蓮華温泉のぐるりっぷで
2泊3日で歩きたいところです。
白馬岳(2008.7.19)344★三国境から


白馬岳(2008.7.19)362◆
白馬岳(2008.7.19)378◆ヨツバシオガマ
白馬岳(2008.7.19)379◆イワベンケイ



白馬岳のツクモちゃんと初対面だ!
花びらも散ってしまったツクモちゃんが多い中、私が来るのを待ってくれていた
かのように、咲いていてくれたツクモちゃん。 ありがとうね。 
来年もよろしくね、満開の時に白馬岳に来るのは難しいそうだけど。
白馬岳(2008.7.19)390◆


急登を登りつめると、いよいよ、白馬岳も目の前です。
長野側(東側)は鋭く切れ落ちています。
白馬岳(2008.7.19)395★


白馬岳(しろうまだけ)の山頂(2932m)到着です。
時間はちょうど11時 
蓮華温泉の登山口出発が4時半なので、ここまでの所要時間は6時間半。
ここまで、天気が崩れることもなく、素晴しい天気が続いています。
白馬岳(2008.7.19)400★


長野側からガスが沸き始めていますが、展望はまだまだギリギリOKです。 
白馬岳にある2つの大きな山小屋の一つである、白馬山荘と明日少し散歩予定
の杓子岳(しゃくしだけ)と白馬鑓ケ岳(しろうまやりがだけ)の絶景。
白馬岳(2008.7.19)403★


先週の八ケ岳にもいたウルップソウ
白馬岳(2008.7.19)436◆ウルップソウ


白馬岳から白馬山荘方面に下りずに、長野側の崖の縁を少し下ったところから
の杓子岳と白馬鑓ケ岳
明日の散歩のイメージを膨らませる。
白馬岳(2008.7.19)447★


テン場は白馬岳の山小屋2件の内、白馬山荘の少し下にある
「白馬岳頂上宿舎」にあります。
頂上宿舎に向かう途中、白馬山荘を振り返る。
白馬山荘の入り口には「今日は大混雑しているので畳1枚で3人です」と。
収容人数1500人の日本最大の山小屋で、畳1畳で3人ですからね。
過去、私も別の山小屋で激混みも体験したことがあって、これにはもうコリゴリ
ということで、今はテント泊が増えていますね。
白馬岳(2008.7.19)456★


小屋は激混みでも、テントは約畳2畳で一人ですから、ゆったりです。
私がテント張った12時前の時点ではテントは30張り程度。12時ですでに
30張りとは、テン場も今日は激混みになりそうな予感。 テン場が混んでも
もう場所は確保したし、畳二畳分のスペースは確保したし、余裕です。
白馬岳(2008.7.19)459★


テント張って、珈琲を入れてしばしまったり。
時間も十分あるので、近くを散歩
シナノキンバイのお花畑と白馬岳
白馬岳(2008.7.19)497◆


夕食も終え、夕焼けを狙って近くの丘に登って待機していましたが、残念ながら
今日は夕焼けにならない感じ。
写真は、太陽が沈む前の剱岳 時間は午後6時20分
白馬岳(2008.7.19)543★


明日も早起きなので、テン場に戻りましょう。
白馬岳(2008.7.19)545★


30張り程度だったテン場も小屋に負けないぐらいの激混み状態です。
テン場のスペースも足りなくなり、小屋の方の計らいで、へリポートも臨時の
テン場になっちゃています。
最終的に本日のテント数、ざっと数えて120張り程度。 すごいテント密度。
白馬岳(2008.7.19)547★



2日目 7月20日(日)
白馬岳頂上宿舎~杓子岳~白馬岳頂上宿舎~白馬岳~白馬大池~蓮華温泉
天気:雨と風、白馬大池まで下山したら雨も止み晴れ間が)


昨夜のテント泊、寒くて一度目がさめました。 使っているのは夏用シュラフですが
寒い場合は、インナーシュラフを使っています。 これで再びぐっすり。

今日の予定はテントを張ったままにして、杓子岳~白馬鑓ケ岳~天狗山荘を
往復し、テン場に戻った時点で時間、体力があれば、テント撤収して、白馬大池
まで下山し、白馬大池でテン泊(2泊目)でした。
白馬大池まで戻るのは無理っぽかったら、頂上宿舎でもう一泊も想定。


4時半の出発の段階では、一面ガスだけど、雨は降っていない。
とりあえず、行けるところまで行きます。

テン場から少し行ったところにある丸山からの杓子岳と白馬鑓ケ岳
白馬岳(2008.7.20)004★


杓子岳の手前で小雨が降り出すが、大雨になることもなく、とりあえず杓
子岳に到着。
白馬岳(2008.7.20)022◆



しかし、このあと、時間と共に雨、風が強くなり、白馬鑓ケ岳に行くのは断念。
時と場合によっては、雨でも前に進まざるを得ない場合もありますが、今回は
マイカーだし、テントは置いてきているしね、戻るしかありません。

後立山連峰、白馬岳~杓子岳間がつながりました(ちょっと情けないけれど)。
これで、つながっていないのは、杓子岳~唐松岳間、五竜岳~鹿島槍ですね。
おっかないルートだけが、残っているということでもあります。

雨、風が強くなり、デジカメも仕舞いこんだので、このあと写真はありません。

テントに戻ったのが午前6時半。 
とりあえずは、珈琲飲んで今日の予定を考えましょう。
A案:テントで停滞し、様子見(場合によってはもう一泊)
B案:テント撤収して、蓮華温泉の登山口まで下山(ただし雨風の中の下山)
少し悩んでB案を選択。
となれば、テント内で雨具を着て、テント以外の荷物をザックに詰め込み、あとは
外に出てテント撤収という、雨天時の撤収手順を踏んで、テントを回収。
但し水をたっぷり含んだテントは当然重量増、ザックが重たいのなんの。

後は雨、風に耐えながらチンタラ下山。

しかし、三国境で大きなミスを犯してしまう。
雨とガスで視界が悪い状況で、先行者について行ってたら、何と朝日岳方面に
向かっておりました。
何か雰囲気が違うなと感じながらも、自分が間違うはずはないと10分ぐらい
歩き続けたら、こっちは朝日岳の標識が現れ愕然。
三国境を通過するのは、今回で3回目なのに。
初めてならまだしも、何度も歩いたことがあるこの場所で、こんなことになって
しまい、道迷いの遭難はこうして起こるんでしょうか。
三国境まで戻らず、途中まで戻り、白馬大池への下山ルートへトラバース。
見慣れた本来の道に戻り一安心。


はい、この後は引き続き、雨風に耐えながらの下山。
小蓮華岳と白馬大池の中間辺りのちょっとしたピークまで下りたら、雨も止み
青空が出始める。 おいおい、下山すると晴れかよ? いつものパターンだなと
思いながら、デジカメを取り出し、写真撮影復活。
白馬岳(2008.7.20)036◆


白馬大池山荘は大賑わい。
写真は撮りましたが、どうもここでデジカメの調子がおかしい。 何故かピントが
合わなくなり、ピンボけ写真ばかり。
でも、時々は正常に動くこともあるんだな。修理に出すが使い続けるか、また
新たな悩みが増えました。


蓮華温泉までの下山ルートで出会った花たち。
白馬岳(2008.7.20)104◆タカネナデシコ
白馬岳(2008.7.20)109◆
白馬岳(2008.7.20)112◆マイズルソウ












  1. 2008/07/20(日) 22:01:16|
  2. 北アルプス後立山連峰