稜線の風を感じて

初祖母・傾エリア 祖母山(1756m) #21

祖母山(20090514)095

自宅から祖母山の登山口である尾平(おびら)まで約120K、時間にして2時間半はかかるエリアで頻繁に行けるところではありませんが、
いつかは踏み入れたいと思っていたエリア。
くじゅう連山の山歩きが一通り終り、その機会がやってきました。
祖母山(そぼさん)・傾山(かたむきやま)エリアは大分県と宮崎県の県境のエリアの山(祖母山の西側の登山道は熊本県とも接している)
原生林では日本の南限と言われているニホンカモシカ、絶滅したと思われているツキノワグマの目撃情報があるとか。
クマには会いたくはないけれど、
カモシカ君にはいつか会いたいな。
天気:晴れ
尾平~(黒金尾根)~天狗の別れ~天狗岩~祖母山~宮原~尾平

四季彩ロード~瀬の本~竹田までは順調、しかしお馬鹿ナビが竹田市内
を案内したり、変なショートカットを案内したりと、とんでもないルートを通り、
何とか登山口に到着。
一般道優先ではなくて距離優先で設定した私が悪かったかもね。


登山口は尾平(おびら)
ギザギザマウンテン、いい眺めですね。
あの稜線のどこを今回歩くのか、まだわかっていない。
日帰りとしては標高差1181m(尾平565m、祖母山1756m)のロング、
しかも初めてとあって、気合を入れて何と5時に出発です。

この標高差、かつて日帰りで登った山の中では上から3番目。
(ちなみに標高差1番目は妙高山の1354m、2番目は高妻山で1193m)
祖母山003さあ行くべ
写真1


5分程歩くと宮原(みやばる)コースと黒金尾根(くろがねおね)コースの分岐
実は、予定では宮原コースで登って、黒金尾根で下りてくるぐるりっぷを予定
していましたが、この分岐に手書きの看板があって、
宮原コース
一般向きです。自信の無い方はこちらを往復して下さい
黒金コース
ややハードです。こちらから登ると景観が良いです。登りに使って下さい
とあるではないか

「景観が良い」に敏感に反応してしまい、多少ハードでも黒金コースで
登ることに変更。 山は景観が重要ですからね。
この第一吊橋を渡って右に行けば宮原コースですが、吊橋の下をくぐって
直進し、黒金尾根コースへ突入。
祖母山007第一吊橋を渡らず直進
写真2


第二吊橋を渡って対岸へ
祖母山008第二吊橋で対岸へ
写真3


津上橋を渡って再び対岸へ
(この橋を掛けるのに津上さんが尽力されたらしい)
祖母山009津上橋で再び対岸へ
写真4


川上渓谷との分岐。ここから黒金尾根の登りとなるようです。
左方向に下りると川上渓谷で、ここに「黒金八景No.1」がある模様。
祖母山014分岐 黒金尾根八景1
写真5


ようやく朝陽が森に差し込んできて、森が輝き始めました。
時間は5時36分
祖母山016朝陽を浴びる森
写真6


黒金八景No.2の「川上渓谷展望所」に到着
祖母山019黒金八景2
写真7


ここからの眺めも素晴らしい。
朝陽の当たり具合で紅葉のような色になっています。
祖母山023祖母・傾縦走路
写真8


急登をエッチラオッチラ登ると
黒金八景No.3の「栂原生林」に到着
祖母山033黒金八景3
写真9


さすがに奥深い森の姿です。この時期は圧倒的な新緑の世界。
祖母山036新緑の原生林
写真10


苦しい登りを、ザックを下ろす休憩を取らずに黙々と歩き続けます。
途中、ところどころで花たちが苦しい気分を和らげてくれます。
祖母山041花から元気
祖母山047シャクナゲからも元気
写真11、12


天狗の岩屋に到着。ここが黒金八景No.4みたい(結局残り4つは不明)。
「天狗の水場」もすぐ隣にあり。 
水量は今のところ問題無さそうな勢いで出ていました。
祖母山056天狗の岩屋 黒金八景No.4
写真13


スミレちゃんからも元気をもらって歩き続けると
祖母山059タチツボスミレからも元気
写真14


ついに、稜線に出るか?と思わせる雰囲気
祖母山060おっ稜線か
写真15


やっと「天狗の別れ(黒金尾根分岐)」に到着。 
壮大な祖母・傾馬蹄型縦走コースのちょうど曲がっている辺りですね。
尾平から2時間40分、山の地図のコースタイムとほぼ一緒。
重いザックの割りにはいいペースだったかな
(本日ハイドロで水3L+ポット湯1L背負っております)
祖母山061黒金尾根分岐(天狗の別れ)着
写真16


天狗の別れまで水だけで登ってきたので、ここでアンパンを頬張る。
さて、ここに来たら、グランマに会う前に「天狗岩」にひと登りしないとね。
障子岳、古祖母山方向に少し歩き、左へ。
祖母山071天狗岩へ散歩
写真17


天狗岩の手前に岩のトラバースポイントがあり、注意して進むと天狗岩。
天狗岩から祖母山の展望。 
素晴らしいですね、秋は素晴らしい色になりそうな予感。
祖母山085天狗岩から祖母山
写真18


天狗岩から通ってきた岩のトラバースポイントを見る
祖母山093天狗岩 岩トラバースポイント
写真19


天狗岩を後にして、いよいよグランマに会いに行きます。
祖母山111祖母山へ
写真20


標高1700mの看板から先、ハシゴ・ロープありの急な登りが続きます
祖母山146梯子ロープ鎖
写真21


山頂直下のアケボノツツジ?
間に合いましたね。 もう終わっていると思っていました。
祖母山155間に合った山頂直下のケボノツツジ
写真22


祖母山の山頂(1756m)に到着 時間は9時30分
ついにグランマと対面
天狗岩往復を含めて、尾平から4時間30分かかりました。
かつては、九州本土の最高峰か?と思われていたようですが、現在では
6位の祖母山。
1位~5位までがくじゅう連山なので、くじゅう連山に次いでということに
すれば2位の高峰ですが。
ちなみに1位~5位は中岳(1791), 久住山(1787), 稲星山(1774),
星生山(1762), 天狗ケ城(1760)だと思います。
祖母山157山頂着
写真23


山頂からの展望
登ってきた尾平が中央の白いところ。
右側から続く稜線は祖母・傾馬蹄型縦走の一部である古祖母山から傾山
への縦走コース。
全コースをつなげて縦走するのは無理かもしれないけれど、部分的でも
いいので歩きたいですね。
祖母山159尾平と傾縦走路
写真24


こちらは、同じく祖母・傾馬蹄型縦走の反対側
祖母山から大障子岳~前障子に続く稜線
祖母山161大障子岩縦走路
写真25


本日歩いて来た天狗岩から祖母山へのルートと、その先の障子岳・古祖母山
祖母山163天狗岩・古祖母方面
写真26


祖母・傾馬蹄型縦走コースに釘付けで、くじゅう連山とか阿蘇方面の写真は
ありません。見えていたら写真撮っているはずなので、たぶん霞んで見えて
いなかったんではないかと、今は思っています。


山頂エリアのアケボノツツジ 青空に映えてビューティフォーです!
祖母山185山頂アケボノツツジ
写真28


山頂を後にして、どんな所かとても気になっていた「祖母山九合目小屋」へ
祖母山191九合目小屋へ
写真29


ログハウスでソーラー発電完備で電気も使える山小屋
週末のみ管理人が入る模様。食事の提供はありません。
中を覗いてみましたがコタツがあってキレイ。寝床は2階で、定員は
35名。バイオトイレは中にあります。
夏季は2000円、冬季は2300円、宿泊者はトイレ無料。 
豊後大野市の施設で、料金は山小屋の維持管理や登山道整備に使う
とありました。
祖母山194祖母山九合目小屋あけぼの山荘
写真30


もう一つ気になっていたのが、テン泊事情。
水場は小屋から8mの場所にありました。一旦タンクに貯められものが流れていました。
祖母山201水場確認
写真31


テン場は少し離れていて、小屋から宮原側に30m入ったところ
(30m程度なら全く持って問題ありませんが)
祖母山203尾平へ
写真32


感覚的ですが10張程度は張れそうかな。
テント泊の料金の記載が無いので、テン泊は無料かも知れません。
問題は、テント泊装備を背負ってここに来る根性があるか、機会に
恵まれるかだな。祖母・傾馬蹄型縦走コースはかなりハードみたい。
祖母山204天場
写真33


小屋を後にして宮原まで、ちょっとだけ縦走気分を味合う
ここが馬の背か?
祖母山216馬の背
写真34


前の背付近から祖母山を振り返る
祖母山223前の背付近から祖母山
写真35


宮原(みやばる)に到着。九合目小屋から約40分。
これからの長い下りに備えてちょっとだけ休憩
本日、初めてここで温いドリップ珈琲
祖母山229宮原分岐 ここから下山
写真36


尾平への下山道でも森林浴満喫
祖母山233こっちも森林浴だ
写真37


膝を痛めないように慎重にゆっくり下りて2合目の分岐に到着
ここから左手の林道コースを行くか、右手の登山道を行くか。
林道コースは道標に「わかりづらい」と誰かが書いていたし、林道歩き
は好きじゃないので登山道で下山。
祖母山236二合目分岐
写真38


どこで現れるか気にしながら歩いていたんですが、発見しました。
確かに熊手かフォークに見えるユニークなヒメシャラですね。
他の方のレポをみても高い確率で登場していますね。有名な木です。
祖母山243有名なヒメシャラ
写真39


第一吊橋まで折りて来ました。
登る時はこの下をくぐって右方向の黒金尾根に行ったんですね。
祖母山252第一吊橋
写真40


尾平の駐車所はすぐそこ。
振り返ると、祖母山~天狗岩~障子岳の稜線
本日は真ん中の突起(天狗岩)から右側のピーク(祖母山)を歩いたこと
になります。
祖母山261ハードだがいい山
写真41


尾平の駐車場に戻ったのが12時53分。 本日の全工程は8時間弱。
日帰りにしては長かったですね。
気になっていた山、とりあえず登れてちょっと落ち着いたかな。
下山後は駐車場で入念に揉み揉み。足首から太ももにかけてマッサージ
しておくと、翌日に筋肉痛が残らないんですよね(私の場合)。
クルマには駐車場代を払ってねと封筒がありました。駐車場代500円
を入れて、料金箱へ。

そして、今回の祖母山は
久し振りの日本百名山新たに1座ゲットでもありました。
これで我が山のぼら~人生30座目の日本百名山でした。パチパチ!

あとは阿蘇山いって、これで打ち止めかな?

帰りには、尾平へのアプローチルートで竹田市内を通らないルートを再確認
したので、次回からはスムーズに来れそうです。市内を通らない立派なルート
がありました(あって当たり前ですね、ナビを頼りすぎました)。










  1. 2009/05/14(木) 23:37:51|
  2. 九州の山(くじゅう以外)